FIRST CHAMPAGNE GUIDE初めての一本。
まずは、ありがとう。

注文の確認から、お礼の連絡まで

姫カットのロングヘアとベリー色のドレスで笑顔で拍手する女性の線画

接客中に「シャンパンを入れようか」と言われたら、うれしい反面、「何をすればいい?」「自分で開けるの?」と戸惑うこともありますよね。

初めてなら、慣れたふりをしなくても大丈夫。お礼を伝える、注文内容を確認する、スタッフに進め方を聞く。この順番を押さえておくと、次に何をするかがわかりやすくなります。今回は、キャバクラでシャンパンを注文してもらったときの対応を、会話例と一緒に紹介します。

「入れようか」と言われたら、まずお礼を

気の利いたセリフが出てこなくても、まずは相手のほうを向いて感謝を伝えましょう。無理に大きな声を出したり、ほかのキャストと同じリアクションをしたりする必要はありません。

「ありがとうございます。うれしいです! メニューをお持ちしますね」

まだ銘柄や本数を決めていない段階なら、ここで注文が確定したと思い込まないこと。お礼と注文の確認を分け、メニューを見ながら話を進めます。

「初めてだから緊張しています」と素直に伝えるのも一つの方法です。ただし、実際には初めてではないのに特別感を出すためにそう言う必要はありません。自分の言葉で、今うれしいと感じていることを伝えれば十分です。

銘柄・本数・料金は、開ける前に確認

お客様から「好きなのを選んで」と言われても、自分だけで高額なボトルを決めないようにしましょう。希望を聞き、スタッフにも確認をお願いすると、行き違いを減らせます。

「ありがとうございます。ご希望の銘柄や、ご予算はありますか? 料金も含めてスタッフに確認しますね」

似た名前のボトルやサイズ違いもあるため、曖昧な呼び方だけで進めないことが大切です。値段を覚えていないときは、推測で答えずメニューやスタッフに確認しましょう。

  • 銘柄とサイズ:どのボトルを注文するのか。
  • 本数:何本の注文として受けるのか。
  • 料金の案内:税・サービス料などを含め、誰がどう説明するのか。
  • 最終確認:お客様が内容を確認してから開栓する流れになっているか。

「これなら全部込みでこの値段です」と、自分が確認していない金額を約束しないようにしましょう。お会計について詳しく聞かれた場合も、責任を持って説明できるスタッフにつなぎます。

開栓や演出は、お店の手順を聞く

ボトルを開ける担当、グラスの準備、乾杯の進め方、演出の有無はお店によって異なります。初めてなら、スタッフへ短く伝えておきましょう。

「シャンパンの対応が初めてです。開栓とグラスの準備は、どなたにお願いすればいいですか? 私がすることも教えてください」

開け方を教わっていない状態で、自分だけで開栓しようとしなくて大丈夫です。準備中は通路やテーブルの周りをふさがず、スタッフの案内に合わせて動きましょう。

コールや音楽などの演出がある場合も、お客様が望んでいるとは限りません。「静かに楽しみたい」と言われたら、その希望をスタッフに伝えてください。ほかの席で見た流れを、そのまま自分の席に当てはめないようにしましょう。

乾杯の場面は、飲む量でお礼を示さなくていい

用意が整ったら、あらためて一言お礼を伝えます。長く話そうとせず、その場に合う短い言葉で大丈夫です。

「今日はありがとうございます。一緒に乾杯できてうれしいです」

お酒が飲めない場合や、その日は飲まないと決めている場合は、準備する前にスタッフへ伝えておきましょう。自分用に用意できる飲み物や、乾杯への参加方法を確認します。

「私はお酒が飲めないので、別の飲み物で乾杯させてください。ありがとうございます」

注文してもらったことへの感謝と、無理に飲むことは分けて考えて大丈夫です。一気飲みを求められたり、断っても飲むよう迫られたりしたときは、一人で対応を続けずスタッフへ相談してください。お客様や同席する人にも、飲むことを強制しないようにしましょう。

写真は「撮影」と「投稿」を別々に確認

記念に写真を残したくなったら、まずお店の撮影ルールを確認します。そのうえで、お客様に撮ってよいか聞きましょう。

「記念にボトルの写真を撮ってもいいですか? お顔やお名前が写らないようにしますね」

一緒に写真を撮ってよいと言われても、そのままSNSへ載せてよいとは限りません。公開したい場合は、使いたい写真と投稿先を見せて、別に許可を確認してください。

ボトルだけのつもりでも、鏡に人が映っていたり、伝票やスマホ画面が写り込んだりすることがあります。周囲のお客様やほかのキャストも含め、撮影前と撮影後に確認しましょう。許可がはっきりしない写真は投稿しないこと。撮影を断られたときは、そこで切り上げて会話に戻れば大丈夫です。

ボトルが入ったあとの会話も大切に

お礼を言い終えたら、ボトルや金額の話だけを続けず、普段の会話へ戻りましょう。写真を撮ることに集中して、お客様を待たせないようにするのも大切です。

別のお客様と金額を比べたり、その場で次の一本を当然のように求めたりすると、感謝よりも追加の注文を期待している印象になりかねません。まずは、今その席で過ごしている時間を丁寧に楽しみましょう。

ほかのキャストも一緒に接客している場合は、グラスや席の進行について勝手に判断せず、担当スタッフや先輩に確認します。自分の担当ではないお客様の席なら、連絡やお礼の役割もお店のルールに合わせてください。

帰宅後のお礼LINEは、短く具体的に

お店のルールに沿って連絡先を交換している相手には、落ち着いてからお礼を送ります。深夜の連絡を避けたい相手なら、翌日の送りやすい時間に。酔っている状態や、焦っているときに長文を作る必要はありません。

「今日はありがとうございました。シャンパンまでごちそうになって、うれしかったです。旅行のお話も楽しかったです。またお店でお話しできたらうれしいです」

一つだけ、その日に話した内容を添えると、自分の言葉で書きやすくなります。会話例はそのまま使わず、実際に話したことへ置き換えてください。

「次はもっと高いのをお願いね」と次の注文を重ねたり、返事がないうちに何通も送ったりせず、まずはお礼を伝える一通にしましょう。高価なお返しや店外で会う約束を、勢いで決める必要もありません。

初回のあとに、スタッフへ聞いておきたいこと

接客が落ち着いてから、わからなかった点を一つずつ確認しておくと、次の対応が楽になります。

  • 注文を受けるとき、誰に声をかければよいか。
  • 料金や銘柄について迷ったとき、どこで確認するか。
  • 演出や撮影の希望は、どのタイミングで伝えるか。
  • 飲めないときや対応に困ったとき、どう合図するか。

「全部うまくできたか」より、「次に迷いそうなことを一つ確認できたか」で振り返ってみてください。初めての場面で手順がわからないのは自然なことです。

感謝を伝え、わからないことは確認しよう

まずお礼、注文内容の確認、スタッフとの連携、最後にもう一度お礼。この流れを覚えておけば、最初の一本にも落ち着いて向き合いやすくなります。大きな演出や無理な飲酒より、自分の言葉で感謝を伝えることから始めましょう。

飲酒について不安がある方はお酒が飲めない場合の確認と断り方、連絡に迷う方は初めてのお客様へのLINEガイドもどうぞ。お店探しはLUMICASTからご覧いただけます。